2016年11月30日

人格を磨きたいなら

「 徳に進み修むるには、個の木石の念頭
    を要す。若し一たび欣羨あれば、便ち
    欲境におもむかん。世を済い邦を経むる
    には、段の雲水の趣味を要す。若し一たび
    貪着あれば、便ち危機に墜ちん。 」

人格を磨き人間的であろうとするなら、
木や石のような欲望をすてた思いが大切
である。
もしも、羨やむ心を持つや、欲望の世界だ。
世を救い国を治めるなら、行雲流水のように
無心なおもむきが大切である。
もしも、執着する心を持つや、危険の
るつぼだ。

人格を磨くために必要なこと、
なかなか難しい難題ですよね。
欲望はなかなか捨てられるものでは
ないですし、自分より何かしらもっている
人に対して羨む気持ちでいっぱいに
なってしまいます。

無心までは、いかないまでも自分の立ち位置
をしっかりと持ちたいものです。
posted by MITSUO at 08:16| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 菜根譚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月29日

ゆったりと構える

「 天下の事を処するには、ただ安詳の
    二字を消い得。然れども安詳は遅緩の
    謂いにあらざるなり。従容詳審にして、
    奮発を凝定の中に養うのみ。」

天下の大事に対処するには、ゆったりと
構えてあわてないことだ。
ただし、ゆったり構えるとはいっても、
ぐずぐずためらうのとは違う。
のんびりしていながら四方八方に気を配り、
落ち着きのなかに気迫を秘めているので
ある。


組織の命運に関わる様な事件が起こった、
下の者は上の者の顔色を伺うものです。
そういうピンチの時に、上の者が顔色を
変えてあたふたしたり、あわてていれば
組織全体に動揺が広がってしまうものです。

ゆったりと構えてあわてないことです。
そうすれば、組織の動揺も静まるものです。

その時の心得として。
ゆったりと構えるとはいっても、
なにも しないで手をこまねいていることではない。
情報の収集につとめて事態を把握し、必要な
対策を講じていくのだ。
こういう点で後れをとってはならない
ならない。
ゆったりと構えていながら、勇気凛々と
立ち向かっていく気迫を秘めていたいのだ
という。
常に指揮官先頭の覚悟を忘れてはならない。



posted by MITSUO at 02:24| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 呻吟語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月28日

学ぶ者は、気力をなくすな。

「 学ぶ者は、精神を収拾し、一路に併帰
    することを要す。如し徳を修めて意を
    事功名誉に留むれば、必ず実詣なし。
    書を読みて興を吟咏風雅に寄すれば、
    定らず深心ならず。」


学ぶ者は、気力をもらさぬようにして、
一つの事に集中しなければならない。
もしも、人格を磨きながら、事業や名誉を
気にかけるようでは、きっと本当にみがき
あげることはない。書物を読みながら、
吟咏や風雅をおもしろがるようでは、
きっと深い味のある人間にはならない。


とは、菜根譚で書かれてはいますが、
現代では一つの事ではいけないという
風潮があるのが現実です。
ただ、菜根譚がいうことは、「 学ぶ者 」
ということ、つまり、何かを始めようと
志したなら身に付くまではやりなさいと
言っているような感じをうけます。

それは本質で、あれこれとぐちゃぐちゃに
取り組んで結局何も出来なかったなんて
ならないための心構えと受け止めた方が
現代にはあっていると思います。

posted by MITSUO at 06:00| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 菜根譚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする